宮古市 海も山も欲張りに楽しめるまち
宮古市は、本州の最東端に位置します。海岸部には、浄土ヶ浜に代表される壮大な三陸海岸の景観が広がる「三陸復興国立公園」、山間部には、北上山地の最高峰にしてハヤチネウスユキソウなど固有種の高山植物も育つ早池峰山を中心とした「早池峰国定公園」の、二つの自然公園をはじめ豊かな自然に恵まれています。2022年には遊覧船宮古うみねこ丸が運航を開始し、海上観光も賑わいを取り戻しています。宮古市は三陸ジオパーク、そしてみちのく潮風トレイルのエリアが重なり合い、自然と向き合う新しい旅も楽しめます。
宮古市の沖合は、暖流と寒流がぶつかり合う世界に知られる良好な漁場となっており、サケ、サンマ、タラ、イカ、アワビなど、豊富な種類の魚介類に恵まれ、漁業と海産物加工が盛んに行われており、「水産と観光のまち」として発展しています。近ごろは、牛乳瓶のような瓶に海の幸を詰めた「瓶ドン」が注目されています。ご飯に載せるだけの手軽な海鮮丼のスタイルが好評です。
地域を巡行する廻り神楽として国指定重要無形民俗文化財にもなっている「黒森神楽」や、義経伝説や戊辰戦争での日本近代様式海戦のさきがけの地でもあるなど、文化的・歴史的な側面も宮古の魅力の一つです。
(写真/宮古うみねこ丸 宮古海戦記念碑 瓶ドン)