葛巻町 牧場広がるミルクとワインとクリーンエネルギーのまち

　「北緯40度ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」をキャッチフレーズに、山村ならではの資源をいかしたまちづくりに取り組む葛巻町は、風力発電やバイオガスの活用に取り組むエコエネルギーの先進地として注目されてきました。現在では、牛の頭数、牛乳生産量とも東北有数の酪農郷となっています。牧歌的なくずまき高原牧場の風景は絵本のような異国情緒を感じさせます。くずまき高原牛乳をはじめ、ヨーグルトやチーズの生産も行っています。また、森林の持つ機能と調和した整備を進めている林業も町の重要な産業です。そして、葛巻町が持つ自然や資源をただ眺めるだけではなく、「体験」し「実感」し、「学ぶ」ことができるプログラムがたくさんあり、「ホンモノの自然」にふれる旅が楽しめます。
　一方で日本の里山として手打ちそばや昔ながらの水車引きでつくったそば粉を使うなど、食文化を伝承する「森のそば屋」や「みち草の驛」も人気があります。山ブドウ品種でつくるワインも好評で、まちのキャラクターはワインをもったホルスタインの「ミルンちゃん」です。白樺とレンゲツツジが美しい「平庭高原」では、牛と牛が角を合わせる闘牛大会が開かれています。袖山高原には八戸まで続く馬淵川の源流があります。
（写真／風車とミルンちゃん　くずまきワイン　上外川高原）

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