焼走り熔岩流

自然のたくましさに触れる

東北自動車道を北上し、八幡平エリアに入ると、左側に岩手山の勇姿がせまってきます。山腹に広がる黒い熔岩流が、国指定特別天然記念物「焼走り熔岩流」。
　岩手山は歴史上５回ほど噴火していますが、「焼走り熔岩流」は1719年に噴火したときにできたもの。噴出口から末端までの長さが約3キロメートル、幅が1.5キロメートルの広さがあります。ここは岩手山の登山口にもなっており、途中、日本最大級といわれるコマクサの群生地を見ることができます。
　このエリアのベースとなるのが「岩手山焼走り国際交流村」。キャンプ場やキャビン村などの宿泊施設、日帰り温泉施設「焼走りの湯」、天文台「岩手山銀河ステーション天文台」などがあり、一大レジャーエリアを構成しています。