玄武洞

幽玄な玄武洞と艶やかな紅葉の対比にうっとり

岩手山南麓を流れる葛根田川。その左岸に幅160メートル、高さ70メートルの断崖が続いています。これが「葛根田の大岩屋」と呼ばれる玄武洞。網張火山の初期の噴火のときにできた柱状節理で、みごとな自然の造形美。その後ろに控える山々の新緑や紅葉の彩りが玄武洞を際立たせています。渓谷沿いに遊歩道があり、新緑や紅葉散策におすすめ。また、玄武洞の向かいにそば処「玄武洞茶屋」があり、玄武洞の湧き水を使った手打ちそばを食べることができます。
　玄武洞から滝の上温泉に至る葛根田渓谷は、県内でも有数の景勝地。ブナやカエデなどの広葉樹林が広がり、秋には美しい紅葉を見ることができます。一番の見どころは「鳥越の滝」。垂直の滝に落差30メートルの滝が流れ落ちています。深い緑色の滝壺の色と赤や黄色の紅葉の対比が美しく、紅葉シーズンには写真撮影に訪れる人も多いとか。
　※玄武洞から滝の上温泉は冬季車両通行止め。