▼佐比内の金山 ( 紫波町 )
南部のゴールドラッシュを支えた金山
紫波町の東側・佐比内地区には、僧ヶ沢金山や洞ヶ沢金山、朴木金山など多数の金山の採掘記録があり、多くの金を産出していたことがわかります。
金山の採掘権を請け負ったのは京都の丹波弥十郎でした。江戸幕府のキリスト教弾圧が厳しい時代で、弥十郎が連れてきた労働者のなかには、多くのキリシタンがいたとのこと。鉱山の中には警察権が及ばなかったため、たくさんのキリシタンが潜んだといわれています。鉱山はもっとも安全な隠れ場所だったのです。金山からはキリシタンの墓碑などが発見されています。盛岡藩最大といわれた「朴木金山」でしたが、わずか30年ほどで終わりました。当時の繁栄は「佐比内金山祭」から窺い知ることができます。毎年8月に行われ、住民による「佐比内金山太鼓」が披露されます。
[基本情報]
電話番号:019-672-2111 ( 紫波町商工観光課 )
ホームページ:あり ( http://www.town.shiwa.iwate.jp/ )
[マップ]