▼盛岡冷麺 ( 盛岡市 )
コク、コシ、辛味が魅力の盛岡ソウルフード
盛岡の食を語る上で、外せないのが「わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」。そもそも冷麺は朝鮮半島の麺類。朝鮮半島北部・咸興 ( ハムフン ) 出身の青木輝人さんが、昭和29年 ( 1954 ) に「食道園」を開店し、冷麺を作り始めました。そのころ、日本国内にあっさり味の平壌冷麺が広まっていましたが、咸興の甘辛いソースに麺を混ぜて食べる咸興冷麺をミックス。その後も盛岡っ子の口に合うように改良と工夫をし、今のカタチとなりました。
小麦粉と澱粉でつくられた麺は、ツルッとしていて、コシが強く、濃厚なスープによく絡みます。スープは牛肉や鶏肉を時間たっぷりかけて煮込んだ後、程よく冷やしたもの。半透明の澄んだスープはコクがあり飲み心地も良し。スープにキムチを入れ、辛味を調整しながら食べます。
昭和40年代以降、盛岡冷麺を出す店が増え、それぞれの味を追求。テイクアウト用やおみやげ用もあり、今では全国区の味となっています。
[基本情報]
所在地:岩手県盛岡市
電話番号:019-669-3966 ( 岩手県生めん協同組合 )
ホームページ:あり ( http://i-namamen.com/ )
[マップ]